僕の好きな人の好きな人は、女装した僕でした。 感想

お、久しぶりにショタ・女装エロゲ―wiki*1が更新されてんじゃん、、、ということで目に留まり購入。

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絵は全般的にかわいかった

全体

買ったときはそこまで期待してなかったのだが、その期待は上回ったかなという印象。点数をつけるなら75点くらい?

 

・ストーリーは後述するが良い部分もあり。

・絵もかわいい。特に主人公の女装姿は立ち絵もCGもどちらもかわいい。あ、あと主人公は女装したままでもエッチします。ここで+10点くらいはある。

・音楽もなかなか耳に残る曲が多かった。

 

こっからネタバレ有。

 

ストーリーについて

やっぱこういうゲームはストーリーが命だと思っている。

その点、本作のストーリーはかなり斬新だった。主人公が女装するゲームは基本女装姿のままヒロインたちと出会って、個別ルートで男の姿でデートしたりして……が一般的。ところが本作は学校だと男の姿、家だと女装してヒロインと会うことになる。

男の姿だと最初ツンツンしたヒロインを見られて、女装していると最初っからデレデレしたヒロインを見られる。序盤から両方の成分を摂取できるのはなかなか考えられている。

 

攻略可能キャラは3人だけど、実質メインヒロインの清佳以外はおまけ。序盤から清佳との関係で話が進んでいくので、むしろ清佳以外のルートに入ると「おまえ今までそんなムーブしてこなかったじゃん……」てことばかりで困惑する。ルートもめちゃくちゃ短くて、まさしくサブキャラルートって感じ。

 

男姿だと嫌われていた主人公が、だんだん清佳の信頼を得られていくメインルートは結構良かったなと思う。女装姿でも昔の思い出など語られるし、そうやってヒロインの内面がわかっていくのはよかった。そうやってヒロインとの絆が深まっていたから、女装していることがバレても全然険悪にならずっていうのも納得できた。

 

ただ、そうはならんやろ……っていうシーンが多いのは否めない。ヒロインと男装姿でも女装姿でも毎日あっている主人公。どう考えてもバレる。バレるきっかけとなったイベントも、女装姿の誕生日パーティーに男装姿でも参加するっていうめちゃくちゃなことをやったから。笑っちゃうね。男とバレそうでヒヤヒヤする~っていうのは主人公が女装するゲームのひとつの醍醐味であったはずだが、あまりその成分は得られない。他にも違和感があるシーンはいくつかあったので、下部にメモとして残している。

 

まとめると、本筋は斬新さと王道をうまく兼ね備えてておもしろかったが、細かい部分は気になったといった感想。

 

メモ

プレイ中に書いてたメモ。こうして見返すと良い点も悪い点もボリュームあるな。

 

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【よい】
・導入は長ったらしくなくてよいと思う。スムーズにタイトル通りの「ぼくの好きな人の好きな人は女装した僕でした」ってなる。
・再開したタイミングで実は男でしたとカミングアウトしようとするが、ヒロインから「そんな言葉に詰まることなら無理して言わなくていい」と止められる。
すぐ言おうとするところ、それを静止するところ含めてここは評価できる。

・学校には男の姿で通うのか~って思ったけど、男子たちからモテモテなくらいかわいいのでそこは○。

・女装した主人公とのデートの下見として男姿の主人公とデートに行く……わけわからなくなるがなかなか独特なシチュエーションで○。
・良く考えられているよな、ツンデレとデレデレを無理なく共存させる点。
・結構早い段階でヒロインは男姿の主人公を見直すわけだが、次はメイドが障害になるのか。

・主人公(蛍)がついている嘘について、清佳は気が付いているとのこと。
主人公も男の姿と女装姿で真摯に清佳に接している点は良いといえるでしょう。好感が持てる。

・展開は斬新だが、蛍についての悩み相談に乗っていくうちに男姿の主人公とヒロインも仲良くなっていく展開は王道で良いですな。
・蛍として清佳と付き合うことにいったんは決めたが、また気持ちが揺らぎ始めている……。
・え、なんでこの主人公女としてヒロインを誘惑できるの??????

・中盤に差し掛かってくると、男姿についての愚痴を女装姿に言い始める。そこ逆転できるんだ。

・蛍として付き合うことを択ぶために男としては身を引く……なかなか妙な展開ではあるがオリジナリティは評価できる

・女装がばれて付き合うことになったとき、無理して男らしく振舞う必要はない、無理して男らしく振舞う必要はないと言われる
・たしかに主人公は男らしくいようと振舞っていたので、そこも回収できたのはよい。

【わるい】
・再会して5秒でディープキスはやりすぎ。まあエロゲだしええか……。
・男装姿の主人公が誤解される基になる会話も、そうはならないのでは……?と思うシーンは結構あるな。

・いつヒロインが乱入してきてもいいように、警戒してウィッグつけて風呂入るって……。頭洗えねえだろ!

・ヒロインが平然と拘束して監禁するのは。。。どこまでをヒロインのお茶目さとして消化できるかは人それぞれだと思うけど、気軽に誘拐して拘束するのはちょっと。

・ヒロインが箱入り娘のお嬢様という設定の割には汚い言葉を使う……メイドが汚い言葉を使いまくるという感じなのでそこから伝染したと思えば○だが、
汚い言葉を使う人は2人も要らない。→ここは中盤になるとかなり緩和される。

・いや~ビキニを着たらバレると思いますよ?いくらなんでも誤魔化しようがないでしょ
・風呂がブッキングしても引き止めたりしちゃうし(落ち込んだ清佳を励ますためとはいえ)、かなりバレることへの用心がない。ハプニングシーンでバレないかひやひやしながら対応する女装主人公が見たいんだよこっちは。

・えっちシーン実況中継状態で笑ってしまう。エロゲのエロシーンがあまり好きでない理由。隠語放題で本当にお嬢様だっけ?となる

・蛍にすごく似ている気がする……雰囲気やしぐさが……→いやいちばんは顔だろ~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

・頻繁に着替えてたのに首筋に落書きとキスマークがあることに気が付かないのか……

・正直バレたあとはどこが終着点なのかわからん気もする。社長令嬢とバレずに結婚式ブライダルのモデル選手権みたいなのに出る→最初は汚染落ちだったのに社長令嬢とバレて予選通過してしまう→本選では出来レースじゃないぶっぎりの優勝を目指そう!っていう内容


【なんとも】
・蛍状態での立ち絵、胸膨らんでませんか?

・ああ、エロゲ―だな……となるシーンは多い。これはこれで別に。幼少期の話はよくもわるくもありがち。

・冷静に考えて、頻繁に男の姿でも女の姿でも接してたら絶対バレるよな……と思わざるを得ない。ゲームだからね、で済むといえば済むが。これまでやってきた女装潜入モノははじめから最後まで一貫して女装して入ってたからその面での問題はなかったわけだが。

・最近のエロゲ―って保存時の音声再生状態まで保持してるんですか?

・お化けが怖くても一緒にトイレの個室には入らないと思うよ……。えっちCGは必要だからしょうがないか……いやでもおしっこ中に会話してるの何もんだよ……しかもそれで1人に男バレするのか……。

・女装状態で告白しちゃった。どうするんだろ。告白直後に主人公に告白成功の浮かれ電話してくるシーンは他にないシーンだ……て思ったけどさあ、主人公の家に清佳さんって居候してるんじゃなかったっけ????電話したらバレるでしょ……よっぽど部屋ごとの防音がしっかりしているのか?

・主人公の姉は主人公を女装させた原因だが、やたらめったら背中を押すために出てくる。あんまりにもかかわりすぎないか?

・バレて嫌悪感もそこまでなく、、、、わりとあっさり許すんだ。蛍はあなたの中にも自分の中にもいるのでOKとのこと。結局男の姿でも信頼を積み重ねてきたので、あなたが蛍でよかったとも言われる。
・わりとあっさりお互い好きになるんだけど、それでいいのけ?告白からシームレスに盛り始めたのも個人的にはマイナス。初手から青姦とはアグレッシブだねえ

・ゲームだから、主人公のおしりが奪われても大変なことにならない。このシーンあること自体は○。ただ、やってるシーン全部屋外でなんだが……。

・確かに選択肢はあったけど、愛と千鶴のルートもあるんだ・・・・・・ないもんだとばかり。サブヒロインへの移行がかなり雑。急に愛と仲良くなるし、急にキスするし、急にきよかに女装のこと話すし、「ずっと清佳が好きって話だったのに愛のことが好きになる」というのはどうもキレイにまとまってない。デートしてやってエンディングで「ラブラブです!」で終わり。清佳は「蛍は別物だから、蛍はいただく」といっているとか。

・ちずるルートは急に「私は春樹を弟として見られない・・・・・」とか言い出す。ずっと昔からそうだったらしい。メインシナリオでそんなムーブしてたっけ?やりまくって完。