とうとう最終話。池袋のデカイ看板は運よく用事があったので見ることができた。一緒に歩いてきた2人って感じがして良かったな。
全体
美しく終わった。ここまで丁寧にやってきた「心」が最後まで活かされるのは非常に良かった。最後までサプライズあり。泣かせに来ているな。
アトリはエデンの管理人に"させられた"のではない
アトリがエデンの管理人になった場合「アトリは人類のために犠牲になった」のでは?とも取れてしまう。ここをどうかキレイに収めてほしいなと言うのが12話を見たときの感想だったが、キッチリ「心があるから、進んでみんなの役に立ちたい」というアトリの意志が示された。ここは非常に良かった。夏生の努力により、人類だけヒューマノイドたちにも未来が作られたというのも大きい。
夏生のことを頼まれない水菜萌
ここは意外なシーンだった。こんなこと言われたら間違いなく頷くと思ったんだが、答えはNo.。みんなそれぞれ思い出はできた。それを糧に強く前を向いていかなくちゃいけないというセリフは来るものがあった。水菜萌はあれだけ好きだった町の町長までなって、町のために尽くしたのだからこの時の想いが実ったともいえるな。
"止まった時間を動かす"こと
アトリがエデンの管理人になったことで街に明かりが戻るシーン。"止まった時間"と言うのは直接的にはアカデミーに戻る夏生の人生のことであり、水面上昇で停滞した人類そのものの時間でもある、というのが70年後のシーンからも読み取れるだろう。アニメだとどちらかというと前者の意味が強かった。アニメの夏生は人類を救おうとはしていないからな。
光放て!
やりすぎ。原作やった人たちを丁寧に泣かせて終了。
まとめ
いろんな要素が詰め込まれつつもキレイにまとまって満足。アニメも名作となった……。
その他
・夏生はアトリにエデンの管理人になれと命令するなど、アトリの意志を尊重して気丈にふるまってきた。それでも別れの時にでてしまった「嫌だ……」に等身大の人間を感じてよかった。
・出会ったときと同じ構図のキスで別れるのはあまりにドラマチックすぎるでしょ。「待ってます」もインパクトが強すぎる。迎えに行くしかないじゃん。