信长包围网-谦信上洛 紹介

外箱。質感はよい。

そう、買ったんですよ

先日やった謙信上洛のことを調べると、中国語版があることを知った。知ってしまった以上買うしかないよね。

 

今回は輸入代行業者を利用。最初思ってたくらいの値段に収まった。為替によってはもっと安かったかもしれない。

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商品代金    228.00 元
中国国内送料    10.00 元
預り金(相殺金)利用額    0 元
小計    238.00 元(4,905 円)

代行手数料    500 円
消費税    50 円
国際送料    2,903円
合計    8,358 円

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注文してから届くまで3週間ちょっとかかったかな?届いたんで文句なし。

 

シナリオ

GJ版にはなかった新シナリオ「武田征伐」「天下布武」の存在がある。

武田征伐

武田征伐ミニマップ。結構デカイ

天正十年(1582)の武田氏滅亡を扱うシナリオ。本シナリオとは別のミニマップを利用する。

ルールブックにゲームシステムの習熟用と書いてある。練習シナリオ的な位置づけ。

ターン数

全7ターン。しかし、0ターン目に織田軍のみ移動と強行軍を行える。

勝敗

織田方サドンデス勝利→武田勝頼の討死

武田方サドンデス勝利→織田信忠or徳川家康の討死

サドンデスにならなかった場合は、新府城を保持している側の勝利となる。本編と違い、勝利点は数えない。

武将

織田の総大将は織田信忠に変更。本シナリオ専用のユニットが存在し、能力が(4-4)*1まで上昇している。他にも仁科盛信など、謙信上洛本シナリオにはいない武将が多数登場する。練習シナリオにしては本格的だ。

 

特殊ルール

木曽義昌穴山信君は裏切り用のルールが存在。条件を満たすと裏切る模様。

 

天下布武

天正六年(1578)の状況を示す史実シナリオといった趣き。謙信は死んでるので御館の乱も発生する。(いくつかの上杉方武将が反乱軍として出てくる。また、特別ルールも存在。)

史実ということで、謙信上洛の本シナリオと異なり織田方が攻撃側で反織田は防御側。

ターン数

全10ターン。

勝敗

織田方サドンデス勝利→以下3大将のうち2人が討死。

上杉景勝武田勝頼毛利輝元

反織田方サドンデス勝利→織田信長討死。

サドンデスにならなかった場合は、ゲーム終了時の勝利点で計算。

織田方が30点以上保持→織田方の勝利。それ以外なら反織田の勝利。

謙信上洛本シナリオの真逆となる。

 

武将

史実シナリオなので謙信は不在。上杉景勝が総大将へ昇格している。

御館の乱を解決するための上杉方反乱軍ユニットたちが存在。なぜか上杉景虎は本編同様武将扱いのまま。北条高広らに率いられることになるのですが……。ともかく上杉方があまり脅威にならないのは確か。

 

毛利軍が最初から配置されているが、なんと今回も行動には制限付き。毛利輝元軍団・吉川元春軍団・小早川隆景軍団に分かれていて、軍団ごと特定の範囲に織田方が侵入したら行動できるようになるというもの。それってつまり都合がよくなるように織田方が調整できるってことか?謙信上洛本シナリオよりいっそう頼りにならなさそう。

ちなみに宇喜多も出てくる。最初は反織田方。最初は、ね。

 

ユニット

シナリオ独自ユニットはシナリオのところで書いたので謙信上洛本シナリオで出てくる武将の方を。

 

本願寺1、本願寺2……だった一向宗のみなさんが名前つきになっている。雑賀衆根来衆も名前付き。近代以前のゲームはキャラゲーみたいなものなので、名前があるほうがよいね。

名称だけ変更されたのは他にも居る。織田信雄北畠信雄織田信孝神戸信孝

正しくはこの時期そうなんだけどさ。武将の名前を"正しく"とするといまみんなが知っている名前とは全然別で……となるので良く知られているほうでいいと思うのだが。

黒田官兵衛竹中半兵衛は名乗である黒田孝高竹中重治になっている。

 

あと、織田信長、信忠、羽柴秀吉の戦闘力が1上がったユニットが別で用意されているが、さっと見た限り使用用途が書いていない。オプションで差し替え可能っぽい?。

 

そんな感じで戦闘力や行動力は変わっていないかな、と思い箱にしまおうとしたらいた。織田信忠さん。(2-3)→(2-4)と行動力のみ1増加している。改めて侍大将以上を見比べてみたんだけど戦闘力と行動力の変更はこの人しかいなかった。

また、織田方の各武将が統率できるユニット数も微妙に増えていた。

明智光秀7ユニット→8ユニット

佐久間信盛7ユニット→8ユニット

 

というわけで織田方が微妙な強化を受けている。変更理由だが、元々のゲームバランスとしては織田方が若干有利だったことを考えると必要性が感じられない。誤植か……?

信忠や佐久間信盛がもっと評価高くてもいいのはその通りなのだが、その割には強化が控えめすぎる。

 

マップ

GJ版と比べ明らかに暗め

独自のデザインをしたマップ。城の位置とかは変わってなさそう。海の上にヘクスがないのは良いね。水軍はエリア制なので、あのヘクス意味ないんだよな。本城以外の城が単なる○になっちゃったのは少し残念。

評価が低い点は全体的に暗めで淡い着色で平地と丘陵の見分けが厳しいこと。雰囲気を出したいのかもしれないが、ヘクスゲームでそれはちょっとご勘弁いただきたい。人によるだろうけど、私はGJのマップ見やすくて好きなので。

あと紀伊が「伊紀」になっている。その辺りは使わないけどさ。

地形表(別紙にも存在。そこはありがたい)と「伊紀」

 

おしまい

ただ翻訳しただけでなく、シナリオが追加されているのはうれしい。サイコロだったりポチ袋だったり、プレイ側がいちいち用意しなくていいのもいいね。ルールブックは写真に撮っていないが、GJ版より図や例が増えていて親切。なかなか良い買い物になったかと。今度やってみたいね。

 

*1:戦闘力-行動力。戦闘力が高いほうが戦闘修正でダイス目が有利になる。行動力が高いほうが強行軍フェイズ・リアクションフェイズで行動しやすくなる。