この夢から出られない

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ATRI -My Dear Moments- Log 01「うみのゆりかごへ」感想

原作のゲームはちょうどアニメが決まるか決まらないかくらいの時にやっていて、大変面白かった記憶。もちろん期待しているのだが、期待が膨らみすぎて逆にちょっと不安である。ただ、話数の数え方を「Log」としているところで原作ファンはニンマリするだろう。そういった細かいところを拾ってくれるのはうれしい。

 

全体

期待通り。次回以降も楽しめそうだ。

 

アトリと夏生

アトリはゲーム通り元気なヒューマノイド。表情豊かでかわいい。アニメなので動きもついてよりいっそうかわいい。当たり前だがアトリはずっとフォーカスされ続けるので、メインヒロインがちゃんとかわいいのはよい。

夏生は原作よりやや幼い印象を受ける。アトリが目を覚ましてびっくり→操縦ミスで大ピンチ、、、、というのは原作から変わっている点。やけに達観しているのが原作の夏生だったが、等身大の若者として描きたかったんだろう。

 

雰囲気

1話の部分までゲームは再履修した。ゲームはかなり暗い。夏生はアカデミーを追い出されたことに加えて毎夜の幻肢痛でもう人生諦めモード。

アニメはアトリがちょこまか動いているのも相まってかなり明るい雰囲気だった。キャサリンも質が悪い借金取りには見えないし。

夏生が海に落ちたときもゲームだと"もうこんな人生終わっていいか……きれいな海で死ねてよかった"みたいなモノローグが流れる→アトリにキスされてまだ生きていたいとなる*1って感じだが、アニメだとアトリを希望の光ととらえたのか?光に包まれて終了。まあ意味としては同じか。

 

原作との違いなど

キャサリンについていくアトリのシーンはそこそこ変わっていた。マスターの命令なのに寂しそうな顔をするアトリはよかったな。反対に"足がない"ことによって精神的にも一歩踏み出せなくなった夏生に対して、アトリが"足になります!"と言った意味がアニメだと伝わっているかどうか。

気になったのが売るのはちょっとまってくれとアトリが言うシーン。ゲームだと"45日"という明確な期限をアトリが示すのだがアニメはそれがなし。ゲームをやっている時は"なぜ45日なんだ……?"とプレイヤーが疑問に思うシーンなのだが日付指定がなくなっている。ゲームと違ってアニメだとプレイヤーではなく視聴者になるからその辺変わるのかな?

*1:こう考えるとちょろいね~~~