この夢から出られない

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ロンリーパーティナイト/Deep Night Whisper

ロンリーパーティナイト

いい意味で幼さが漂ってる。どこまでいってもはじけきっていないいない歌詞がよい。「今、ちょっと大胆に踊りたい」「今、いっそ丁寧に狂いたい」とか。ひとりでパーティしているだけじゃ何も起こらないものだ。

 

流行りに流される自分が嫌で、自分の価値観を持って自由になりたい女の子……の行きつく先が「嫌いと言いつつ本当は自分を愛したい」という、いかにも「流行っている」結論に落ち着いてしまう。若さとやるせなさを感じて終わり。この子は何度も同じことを繰り返しそうだなって気がする。

 

歌い方について、これまた"ちょっと"荒っぽい感じでそこまで荒さはなかった。上記の踊りたいところとか狂いたいところとかも歌詞に反して丁寧だし。でも、ラスサビだけちょっと突き抜けている。ここは自分の内心に気が付いてしまった部分であり、今まで斜に構えて「自由にいきるぜ!」って言ってたのも結局流行りの「自己肯定感上げて~」みたいなものと同じものと気が付いてしまったところだからかな。

 

MV

曲の1番だけ先に番組で聞けていて、それからMV公開だった。思った以上にかわいい系で攻めてきていてギャップがすごい。

うがった見方をすれば、ダンスなどは「ありがちなポーズをこれでもかと詰め込んでいる」っていう意味で流行へのアンチテーゼとも取れるし、「自由に踊ると口では言いつつ、いざ踊ってみたら流行りのポーズばっかじゃん」っていうこれも強烈な皮肉なのかもしれない。

 

Deep Night Whisper

こっちは大人だ。エリイちゃんいわく「振り回される側」の気持ちが託されているとのこと。

最初聞いた時の感想は「意外とささやかない」「深夜の悩みってこんな感じの答えが出ないものだよな」というものだった。ささやくっていうよりも頭の中の堂々巡りを表したような曲だなと感じた。1番→2番でちょっと思考が進んだように見えて、結局最後は元通り。

ただ、歌詞にもある"湿度"は十二分に感じる。ジメっとしたまま答えにたどり着かず。こっちの子もまた同じことを繰り返すのだろう。う~ん、この子の恋愛うまくいかなさそう。