第三部の「銀河鉄道の夜」のみ。
あっちゃんや他のメンバーは他の日程も出演していたけど、物語の内容でいちばん興味のあった銀河鉄道の夜にした。
原作は途中で断念した記憶。言い回しが難しいんだわ。
帰りの電車で青空文庫で読んだ。あらすじがわかっていればすいすい読めたな。
感想として真っ先に思ったのははよく朗読劇でやろうとしたな、というボリュームについて。
地の文まで全部読ませるスタイルなのは3月に見た若草物語と変わらなかったが
一文が長い上に聞きなれない単語が盛りだくさんの本編は出演者の皆さんも大変だったろう。
流石に「インデアン」~「空の工兵大隊」の下りなど一部はカットされているが、それでも原作の内容を9割はカバーしていたはず。
演技はあっちゃんはやまる共に素晴らしかったなと改めて実感。
あっちゃんのジョバンニ役だったんだけど、純粋なジョバンニの人物像が良く伝わってきた。ジョバンニは学校や仕事場でいろいろ言われていて、悪意に晒されると黙ってしまうような子だけど、行動力など子どもらしい純真さや活発さがあるよなと小説を読んでも感じた。
あっちゃんの男役は全般すき。パンツスタイルなのも気合の入りようが伝わった。
はやまるはジョバンニ母にはじまり牛乳屋の老婆にタイタニック号の青年ととにかく多種の役をこなしてて幅広かった。あとで読んだらたしかに青年役の説明セリフ長い。句読点すらないのか……
銀河鉄道の旅から戻ってきたジョバンニがお母さんのために行動するのも良いですね。
人のためになる生って大きな目標だけど、親族などの身近な人に対しての愛情が基本。それを赤の他人にまで広げていくことが肝要って孟子も言ってた。