11/13 「牧野由依 Billboard Live2022 〜あなたとわたしを繋ぐもの〜」横浜公演

牧野由依さんのライブコンサートは2021年春の「YUI MAKINO LIVE CONCERT FIVE6THREE7」以来だから1年半ぶりだ。お子さんも生まれた関係上ご本人を見るのもその時以来な気がする。

Billboardとかいうおしゃれ空間こんな機会でもない限り一生行かないので、体験できてよかった。

オリジナルカクテル。これは小声なのですが、写真撮って上げてよかったのかわかっていない。他の人たちもSNSに上げているのでたぶん大丈夫だと思うが……。

昼夜公演両方3階のサイドシート。祖母が亡くなって1年くらいで、記念礼拝と被ってキャンセルになるかもしれなかったので。結果的には土曜日だったので大丈夫だった。あと単純に予約が先着順というのを失念していたのと、知らない人と同じテーブルを囲うのが緊張するからですね......。

 

景色の感想だが、上の方から鑑賞できるのは新鮮でよかった。ふつうはありえないアングルで見られるのは良い。ただ、感染対策のアクリルパネルがどうしても視界に入って厳しかったな......。体を乗り出せば視界に入らない位置ではあったのだけど、ずっとそうやっていると腰いわしてしまう。幸せのメロディーの合唱ができなかったのもそうだけど、はやくあんなのが不要な世界になってほしいぜ。

 

飲食物は大満足。Tale of Blueのカクテルは色鮮やかで視覚からしておいしいし、飲んでも甘いながらに酸っぱさもあって大変美味。食べ物はポテトを頼んだけどめちゃくちゃカリカリしてておいしかった。おしゃれ空間は軽食ですら美味なのか。値段は優しくない点注意。これらもまたBillboardならではの楽しみ方なのでよい。ただ、ライブ中に食べる余裕はなかった。仕方がないことか。目が離せないし。

 

上手側に座った昼の部は伴奏も弾く際に表情が正面から見られて幸せ。もちろんどんなアーティストさんでもそうだろうが、歌詞1単語ごと感情が籠っている。そこも含めて没入させてくれるのもまたパフォーマンスなんだなって思い出すと痛感する。夜は反対側のこれまたサイドシート、つまり伴奏するときは背中を見ることになるのか~となったが、意外と背中側から見ることもないしこれはこれで新鮮。髪も光り輝いていたし、やっぱり背中側からも魂籠っていること伝わってくるんだよな。

 

もちろんどの曲も素晴らしいんだけど、いちばん心に残ったのはシンフォニーだったかも。この曲仕事が大変な時代とかにめっちゃ聞いたなっていう思い入れもあったし、アレンジに加えてBillBoardのこれ以上ない音響も加わって脳髄に響いた。思い入れという意味だとResetもそうだな。

 

ミニアルバム「あなたとわたしを繋ぐもの」からだと、私と世界ですね。ご本人も新しい挑戦とおっしゃっているし、私もはじめて聞いた時から不思議な曲だなって。ゆったりとした歌詞の途中で遠くで銃声が幾度も響くし。TokyoとLondonとNY出てくるし。でも現地で聞いたのも含めておうちで歌詞を見てみると、現実賛美というか、ちょっといいことや特大悪いこと含め私たちは今ゆったりと生きているんだよっていうメッセージな気がした。

アンコールで歌われた世界でいちばん愛しい音は、これはもう娘さんへ向けたメッセージというのは歌詞からも明白。ご本人作曲なんだけど、実際に娘さんを抱きながら作曲したものがいちばん優れたものになった、という点をエピソード含めても娘の健やかな成長を願う姿が現れて涙涙ですね……。

 

ちょっと触れたけど、BillBoardの音響はまったく他のライブハウスとは違ってまさに体内に響いてくるって感じだった。そこに牧野由依さんの歌声。ほんと唯一無二の透き通った歌声だと、これは初めて生で聞いた時から変わっていない。1曲目のTouch of Hopeから、「そう、ここでしか聞けないこの歌声を聞きに来たんだよな」ってなった。

あと物販で突然テレフォンショッピングをはじめるなど、MCのまとっている雰囲気も前のまま。ただ、ご本人の口からも出たけど今回は結構急ピッチだったのでMCは控えめだったかな。1時間30分もなかったくらい。

大阪公演も配信があるので、めちゃくちゃ楽しみにしている。