いちばん好きなウォーゲームを上げろと言われるとこのゲームになるのかな?というくらい好き。対人戦だと10回弱はやったかな?今回はソロプレイしてみた。
ゲームシステム
よくある中世舞台のゲームといった具合。ユニットの能力は兵種ではなく武将の強さで決まる。
・全15ターン。*1終了時点で上杉方が30VP取れば上杉の勝ち。あとは信長や謙信が討死したら相手の勝ち。VPは城の攻略や敵ユニットの除去でもらえる。上杉側のユニットが京にいるとかもVPになる。もちろん織田が城やユニットを除去するとVPがマイナスされていく。
・ターン進行は以下の通り。*は後述の行動力チェックに成功する必要あり。
- 開始フェイズ
- 上杉方移動フェイズ
- 織田方リアクションフェイズ*
- 上杉方強行軍フェイズ*
- 上杉方攻撃フェイズ
- 織田方移動フェイズ
- 上杉方リアクションフェイズ*
- 織田方強行軍フェイズ*
- 織田方攻撃フェイズ
今回は上杉方移動フェイズ~上杉方強行軍フェイズまでを上杉方移動と呼んでいる。織田も然り。そんな細かくメモってないし……。
・武将には身分があり、上位ユニットは下位ユニットを統率可能。統率されたユニットは戦力に数えられるものの、戦闘力や行動力は無視される。戦闘時は一番身分の高いユニットの能力が適用される。
・各ユニットは戦闘力と行動力を持っている。デカいほうが強い。
例:上杉謙信は戦闘力6,行動力5。以下6-5と表記
・戦闘力が大きいほど、相手との差分だけ戦闘時のダイス目修正が有利になる。
例:上杉謙信(戦闘力6)と織田信長(戦闘力3)が平地で戦うとする。
上杉が振ったダイス目は+3される。織田の振ったダイス目は-3される。
他のゲームと同じく地形の影響もあるし、砦を作っておけば実質戦闘力+1になるなど。
・行動力は各移動フェイズで動ける確率が増す。ダイス目がユニットの行動力以下なら成功。例:上杉謙信(行動力5)なら1~5で成功。6が出たら失敗。失敗した場合は損耗判定で戦力を損耗する可能性あり。
・各ユニットは2戦力を持っている。損害を受けると裏返って1戦力。さらに損害を受けると討ち死に。
・戦闘はヘックスVSヘックス。戦線を引くというよりも、1ヘックスにお互い兵力を固めて衝突する形になる。
登場人物と戦略
上杉方
北陸方面 上杉謙信軍団
越後から越前まで走り、畿内に突っ込む。
本ゲームの主人公だが、戦略は至ってシンプル。だいたい栃ノ木峠で織田軍本隊と衝突する。
強いていうなら畿内に突っ込む際に琵琶湖を東から回るか西から回るか選ぶ余地があるが、そこまで行っている時点でだいたい勝っているのだ。
東海道/中山道方面 武田勝頼軍団
勝頼本隊は駿河から浜松城を目指して西上しつつ、高坂昌信と真田昌幸の別動隊を中山道経由で美濃尾張へ突っ込ませるのが良いと思っている。
別動隊にどんだけ割くか大切で、あまり少ないと圧力にならないが、多すぎたら今度は正面の勝頼がやられてしまう。
畿内方面 本願寺/雑賀
初期配置で相対している織田軍は荒木(3-3)と佐久間(2-3)。比較的弱いので、強力な雑賀衆(6-2)を使って畿内を荒らしたい。京都を取れば5VPが毎ターン入ってくる。
中国方面 毛利輝元軍団
初期配置はいないし、出陣兵力が毎ターンランダム。畿内方面にも援軍を送ることが可能。比較的低調な動きにならざるを得ない。
状況変化で宇喜多離反が出たら全員帰ってしまう。
織田方
このゲーム、織田方の兵力配分を1箇所でも間違えると即敗北の危険あり。上記に挙げた4方面のうち、いずれでも大敗北は避けねばならない。
北陸方面 対上杉
北ノ庄の柴田勝家(4-4)はちょっと嫌がらせした後近江に下がらせたい。初期に近江にいる兵力の大半をぶつける。
東海道方面 対武田
元からいる徳川家康(5-5)の援軍に岐阜の織田信忠(2-3)+滝川一益(4-3)を向かわせる。
畿内方面 対本願寺/雑賀
荒木村重(3-3)と佐久間信盛(2-3)に守勢を取らせて、明智光秀(4-4)が丹波を平定して応援しに来るのを待つ。
中国方面 対毛利
中国方面は羽柴秀吉(3-5)を中心に空城を奪いつつ、毛利の畿内/中国の兵力配分を見て立ち回る。
信長をどこへ向かわせるのか
織田信長(3-5)の扱いが難しい。当たり前だが信長が死ぬと負け。戦闘力3*2の信長がいると、スタックした場合侍大将である戦闘力4の勝家や光秀の戦闘力が活かせない。このゲームは戦闘修正1の差が大きい。今回は別動隊として飛騨から春日山城をうかがうことに。やったことなかったしやってみようかと。
経過
第一ターン
ターン開始
<包囲結果判定>
……毎ターン包囲されている城の士気低下判定+陥落判定を実施。
最初から三木城は包囲されている。士気低下も落城もなし。
<状況変化>
……2d6と現在のVPで決めるイベント。
発生したのは「雑賀中立」 上杉方の雑賀衆(6-2)が中立状態になってしまう。強いって説明したのに……。
<毛利出陣>
……1d6で毛利の援軍量を決める。今回は武将1ユニット。吉川や小早川といった指揮官は別扱いなので出せない。
上杉方移動
上杉が越後から西へ。越前の戦線まではしばらくかかる。武田は南下して駿河方面へ。
上杉方戦闘
なし。
織田方移動
明智が丹波の各城を包囲。勝家は金沢へ加賀一揆の包囲へ。徳川は掛川城など駿河の城を包囲。最初は織田のほうが城を包囲しやすいので、往々にしてVPはマイナススタートになる。
家康は勝頼迎撃に出つつ、山に砦を作って籠る。一部別動隊で城を包囲。家康は8戦力しかいないので勝頼と正面衝突は避けたい。
織田方戦闘
なし。※一応城の包囲はこのタイミング。
VP:0
第二ターン
ターン開始
<包囲結果判定>
包囲の士気低下はあまり起こらず。
<状況変化>
なし。こういうこともある。
<毛利出陣>
武将2ユニット。指揮官が欲しいな。
上杉方移動
謙信の行動力チェックは問題なく成功していく。問題なく行軍していき、早々に加賀まで到達。謙信以外の部隊は行動力チェック失敗で少しずつ遅れ始める。
勝頼は家康に接敵。織田の援軍が来る前に家康をボコボコにしたい。
上杉方戦闘
・勝頼(5-4/14戦力) VS 家康(5-5/8戦力/山砦) in駿河山中。
結果は勝頼7損害/家康3損害で家康の勝ち。戦力差を地形と砦で跳ね返した形に。武田はユニットが全て裏返る危険な状態。いきなり崩壊しちゃうかも。
織田方移動
畿内や中国では次々と城を包囲。
織田方戦闘
岸和田城を包囲した本願寺勢(2-0)/2戦力を荒木村重(3-3)/6戦力が急襲。無損害で本願寺勢を除去した。*4
VP:-2
第三ターン
ターン開始
<包囲結果判定>
<状況変化>
雑賀再出陣。中立になっていた雑賀が再度上杉方に。
<毛利出陣>
武将2ユニット。指揮官がいないとどうにも動きづらい。毛利のユニットはそこまで強くないので……。
上杉方移動
謙信は相変わらず快調に西へ。九頭竜川手前で行動力チェックが振るわない柴田勝家に追いつく。
v勝頼は駿河から甲斐に続く山道に砦を建てて引きこもる。真田昌幸は信濃から美濃方面へ。高坂昌信は飛騨からくる信長を通せんぼ。ふつうに間に合った。
毛利の援軍が海上輸送で石山本願寺へ。織田の荒木村重はリアクションフェイズで岸和田からの帰宅に失敗。
上杉方戦闘
・上杉謙信(6-5/30戦力) VS 柴田勝家(4-4/16戦力) in九頭竜川東岸。
元々勝家が望んでいない戦闘だったこともあり早々に敗走。北ノ庄城にすら籠らず、近江へ。謙信0損害/勝家5損害。
・本願寺勢(2-0/13戦力) VS 佐久間信盛(2-3/6戦力/砦) in摂津南部。
本願寺1損害/信盛2損害で本願寺の勝利。畿内方面が怪しくなってきた。
・真田昌幸(5-5/2戦力) VS 森長可(4-3/2戦力) in信濃妻籠城。
真田0損害/森2損害で真田の勝利、森は討死。戦力が小さいとろくな打撃を与えられないゲームなので、討ち死には無いと思っていたが戦闘+追撃に成功した。森は1ラウンドで引かせておくべきだったな。
織田方移動
勝家は栃ノ木峠に砦を作っていた丹羽ら近江からの援軍と合流。謙信に備える。
信長は高坂昌信に通せんぼされたのを見て飛騨から引き上げる。山道でろくずっぱ行動できないし、意味あったか?高坂の引き付けにはなったが。
畿内の織田はなんとか有利な場所で立て直そうとするも、荒木も佐久間も行動力チェックに失敗するなど足並みそろわず。
徳川のもとへ向かう途中だった滝川一益は真田や高坂に備えて尾張の防衛へ。
徳川家康と織田信忠の軍勢が合流し、東海道にこれ以上援軍が必要なさそうなため。
中国方面だが、秀吉がいくらかの部下を連れて畿内へ。毛利はあまり積極的でないと踏んだ。
織田方戦闘
なし。
VP:-5。
第四ターン
ターン開始
<包囲結果判定>
上杉方獲得→越前丸岡城
<状況変化>
雑賀中立。こいつらなんなの?畿内の織田が結構助かった。
<毛利出陣>
最高の目。指揮官1ユニット+武将2ユニット。吉川元春(4-3)登場。秀吉が離脱したこともあり中国戦線は一気に上杉方有利に?
上杉方移動
上杉方も全員は集結していないが、柴田の損害が癒えていないうちにと栃ノ木峠へ一気に進軍。
吉川が先ほど落とされた播磨上月城を奪回にかかる。
畿内は雑賀が来ないので戦闘力不足。一気に荒木/佐久間を追い詰めることはできず、彼らが逃げ出した後の城を包囲するに留まる。
上杉方戦闘
・上杉謙信(6-5/32戦力) VS 柴田勝家(4-4/44戦力/砦) in栃ノ木峠。
珍しい引き分け。両軍全ユニットが同時に裏返った。謙信13損害/勝家20損害
謙信の攻撃は性急に過ぎたか。織田のほうが補充力はあるが、打撃を受けた部隊数も多い。織田は他方面もあるし……。
織田方移動
対上杉戦線は山に砦を建てて引きこもる。
徳川・織田連合軍は勝頼に肉薄。
滝川は寡兵の真田を兵力差で押しつぶす構え。
信長は飛騨からようやく岐阜まで帰還。
織田方戦闘
・徳川家康(5-5/21戦力) VS 武田勝頼(5-4/9戦力/山砦) in富士川西岸。
徳川・織田連合軍の勝利。徳川・織田2損害、勝頼3損害。長坂長閑討死。先ほどと立場が逆転して地形と砦でダイス目修正は勝頼有利だったが、徳川家康のダイス目が良すぎた。
・滝川一益(4-3/13戦力) VS 真田昌幸(5-5/2戦力/山砦) in妻籠城西方。
滝川一益の勝利。滝川一益1損害、真田1損害。いくらダイス目修正+-3であっても、数の力はいかんともし難かった。高坂が信長に釣られたのは思ったより大きかったかもしれない。武田軍は本隊も別動隊も要補充になってしまった。
VP:-9。
第五ターン
ターン開始
<包囲結果判定>
織田方獲得→なし。
<状況変化>
小大名中立→織田。一色が織田へ。1ユニットだし戦闘力も少ないので微妙だ。
<毛利出陣>
武将2ユニット。1ユニットも出陣しないこともあるので、結構目はいいほうかも。
上杉方移動
上杉方は遅れていた部隊を集結させる。本当はこのターンに再度織田軍と戦いたいが、流石に戦力が足りない。
瀕死の勝頼は甲府まで後退。高坂や真田も甲府方面へ退却の構え。勝頼打ち取られると武田全軍除去されるので。
上月城を落とした吉川がさらに前進し姫路城包囲。
畿内方面は毛利の援軍が水路から到着。
上杉方戦闘
なし。
織田方移動
東海道方面では武田方の城を次々包囲。中山道でも高坂や真田が下がったので前進。部隊を分割し、各地の城を包囲。
信長が近江にいるが、柴田勝家(4-4)がいる土地に信長(3-5)がいるとかえって戦闘力が下がるし困りものだ。戦力は居るので加えたいが……。
織田方戦闘
なし。
VP:-5。
第六ターン
ターン開始
<包囲結果判定>
上杉方獲得→なし。
織田方獲得→なし。
<状況変化>
小大名上杉→織田。このイベント、対象となる小大名を判定表を用いて決めるのだが、対象が既に上杉方でないと意味がない。つまり今回も意味なし。
<毛利出陣>
指揮官1ユニット。小早川隆景(3-5)出陣。役者が揃ってきた
上杉方移動
上杉は残存戦力を整え、再度勝家に挑む。武田の敗北が近く、にらみ合いしてても勝てない状況であるため。
丹波から中国地方に出すぎていた斎藤利三(4-4)に吉川が接敵。
高坂が再反転。滝川が城包囲のために分割した河尻秀隆(2-3)に接敵。
畿内方面は毛利の援軍が各地を包囲にかかる。
上杉方戦闘
・上杉謙信(6-5/31戦力) VS 柴田勝家(4-4/32戦力/山砦) in琵琶湖北西。
勝家の勝ち。山と砦で戦闘力差がなくなっていたのが大きかったのに加え、天は織田に味方した。謙信8損害/勝家3損害
せめて互角の勝負をしたかった上杉だが……
・吉川元春(4-3/10戦力) VS 斎藤利三(4-4/2戦力/山) in播磨・丹波国境。
1ラウンドで斎藤は撤退。損害なし。
・高坂昌信(4-4/7戦力) VS 河尻秀隆(2-3/4戦力) in妻籠城。
高坂の勝利。高坂0損害/河尻2損害。
織田方移動
甲府を南北から包囲し、甲斐からの連絡線を阻止。これで真田と高坂は毎ターン消耗判定をする必要がでた。
上杉の攻撃を再度凌いで対武田は安心。無理に行動する必要がない。高坂は連絡線切れで消耗すると判断し、追撃はしないことに。*5
織田方戦闘
なし。
VP:記録がないが-10VP?。
第七ターン
正直はじめる前に織田の勝ちでいいかなと思った。もう上杉の勝ち目が無いかも。
ターン開始
<包囲結果判定>
上杉方獲得→越前北ノ庄城/大和郡山城/播磨姫路城
<状況変化>
荒木謀反。これを見て継続を決意。
荒木村重(3-3)が上杉に寝返り。摂津有岡城と花隈城が上杉方に。中川清秀と高山重友はチェックで寝返りを思いとどまった。畿内のバランスが一気に上杉方に。
<毛利出陣>
武将1
上杉方移動
荒木村重は本願寺勢力と共同し、イベントの強制移動で高槻城にいた高山重友と交戦。近くの織田軍はリアクションフェイズに失敗し誰も助けに行けない。
吉川元春と小早川隆景が合流。粘り続けている三木城の解放戦へ。
高坂は岩村城に逃げた河尻と交戦。
上杉方戦闘
・荒木村重(裏切りの姿)(3-3/18戦力) VS 高山重友(4-2/2戦力) in高槻城。
荒木の勝ち。荒木1損害/高山2損害で討死。寝返らなかった方が負けるのか……。
・吉川元春(4-3/14戦力) VS 竹中半兵衛(5-0/10戦力) in播磨三木城。
三木城攻城軍の指揮官は、武将でありながら戦闘力5を誇る竹中半兵衛。
竹中の圧勝。吉川7損害/竹中3損害。三木城包囲は継続。
・高坂昌信(4-4/7戦力) VS 河尻秀隆(2-3/4戦力) in岩村城。
高坂の勝利。高坂0損害/河尻1損害。
織田方移動
織田信長が対上杉戦線へ加入。最後の詰めと、まあ一回くらい次のターンに謙信と信長を戦わせとくかという判断。
明智光秀が八上城の包囲を部下に任せ畿内の手当へ。最初っからやっとくべきだったか?畿内周辺の織田軍をまとめて京都に籠る。ただ、光秀や秀吉は包囲に兵隊を割いているので手勢が少ない。
織田方戦闘
・高坂昌信(4-4/7戦力) VS 河尻秀隆(2-3/3戦力) in久々利(くくり)城。*6
高坂の勝利。高坂0損害/河尻3損害。河尻と誰か*7。が討死。
高坂の行動力チェックが成功しまくる。
VP:6VP?。ユニット討ち取りに加え、イベントでの城移動によるVPも大きい。
第八ターン
少し上杉方挽回の目が出てきた。開始から六時間かかっていたのでそろそろ……といった具合。
ターン開始
<包囲結果判定>
上杉方獲得→加賀大聖寺城
織田方獲得→播磨三木城/丹波八上城/駿河沼津城/駿河興国寺城
ゲーム序盤から粘っていた三木城/八上城がとうとう陥落。籠っていた部隊も討死扱いなので前ターンで回復したVPが一気に回復。
<状況変化>
小大名織田→上杉。意味なし。
ダイス目は12だった。もし前ターンのVPを保っていれば義昭挙兵だったのだが……。*8
<毛利出陣>
指揮官1武将2
毛利輝元登場。お客さん、もう閉店の時間なんですよ。
<連絡線チェック/損耗判定>
高坂は無事。真田は損害1。元々1戦力しかないので討死。真田丸沈没しちゃった。
上杉方移動
上杉謙信は織田との最後の決戦へ。損害もあるが、勝たないと負けなので。
荒木村重と本願寺勢は補給切れを起こしてまで京へ乱入。こちらも明智光秀(4-4)相手だと戦闘力で負けているが、幸い戦力で上回っている。
損耗判定で無傷だった高坂が清州城を包囲。
上杉方戦闘
・上杉謙信(6-5/28戦力) VS 織田信長(3-5/36戦力/山砦) in琵琶湖北西。
織田の勝ち。謙信5損害/織田5損害。上杉側が全て裏になったので退却。やはり簡単にひっくり返しはしなかった。
・荒木村重(3-3/16戦力) VS 明智光秀(4-4/12戦力/砦) in京。
荒木の勝利。荒木5損害/明智4損害。織田は全て裏返ったので後退。戦闘力と砦で修正+-2だったので正直明智が勝つと思っていたが、京都は守りにくいんですね。
織田方移動
八上城を落とした明智配下が京方面に戻ってくる。三木城を落とした竹中も動けるが、指揮官がいないので足並みはなかなか揃わない。
織田方戦闘
なし。戦力が集まった次ターンには京都反攻ができるだろう。
第九ターンは開始フェイズのみ実施して終わり。
<包囲結果判定>
上杉方獲得→尾張清州城/越前小丸城/河内若江城。京都に上杉方ユニットがいるので+5VP。
織田方獲得→なし。
この時点で+1VP。目標の30VPに届かないとみた上杉方投了。
上杉→これ以上の攻勢不可。
武田→高坂は絶好調だが補給切れ。それに他の武田の城は概ね織田に取られそう。
荒木→京は奇跡的に取れたものの補給切れのためこのターン補充を受られない。丹波からの援軍が来た明智を相手にできないだろう。
毛利→竹中半兵衛の前に膠着せざるを得ない。大きな躍進は望めない。
感想などなど
全般
やっぱり流動的でおもしろいゲームだと思う。通常以外の移動は行動力チェックというランダム性があることで、最終的な味方/相手の行動を予測しづらい。強行軍フェイズで謙信だけ接敵したのに他の奴らが軒並み失敗したよ~みたいなこともあり。状況変化というイベントも毎回ちょっとずつ違った展開になるように仕組まれている。パズルみたいに突き詰めたゲームを求める人には合わないが、それ以外なら。
武将もそれぞれ個性があり、キャラゲーとしても良い。同じルールに真田軍記があるのだが、こちらはゲームバランスの都合上関東方部隊の能力が極端に下げられているのがちょっと……と思うので。
一般的に織田方有利という評もあってか、上杉方に上杉軍/武田軍の追加ユニットが存在する。実は使った記憶がないのでいちど試してみたい。個人的にはこの絶妙なバランスに手を加えてしまうと上杉方優勢になりすぎてしまう気もするが。
戦略の感想
上杉→最初の攻勢について、味方が揃う前に発動したのは失敗だった。越前の補給線に影響しない城の包囲に兵隊は要らなかったかもしれない。どのみち謙信が大敗したら終わりなんだよね。
武田→本隊はそもそも攻勢する必要無かったかもしれない。山に砦を築いて存在することに意味があったかも。それだけだと勝てないかもしれないが。それか中山道に送る兵力は減らして全力で徳川を叩き潰すか。
本願寺→雑賀がいないのがここまで衝突力を無くすとは。織田は畿内に兵を割いてなかったので、雑賀さえいればもっと早期に京を占領できたかも。
毛利→三木城があんなに粘ったのに救えなかったのは痛恨の極み。織田は逆に三木城包囲軍は秀吉(3-5)ではなく竹中半兵衛(5-0)でいいんだと認識。
織田→上様飛騨の旅はあまり意味ない。信長は自分より戦闘力の高い侍大将がいない対本願寺戦線が妥当か?それか家康を先頭に立てられる対武田か。
実は家康(5-5)を対上杉に充てることで、砦と合わせて戦闘力なら謙信と互角になるという裏技がある。ボクはそれやったら浜松城が落ちたことがあるのでやらないが。
ゲームシステムについて
<砦と城攻め部隊>
今回は城包囲中の部隊は砦を作らない自分ルールにしておいた。城を包囲しているユニットが野戦を受ける時に何もデメリット無いのはちょっと……。
砦自体簡単に建てられるので、どちらかというと防御する側=織田が有利になっている気がする。
<宇喜多離反>
状況変化のイベントなのだが、起きてしまうと毛利軍が全てゲームからいなくなる。城は残るし、ユニット除去のVPは無いがそれでもこのイベントだけインパクトがデカすぎる。
プレイするときは何かしらのハウスルールが必要ではないか。北條侵入みたいに数ユニット除去みたいなね……
<オーバーラン>
存在を忘れていた。このルールのおかげで小部隊をばら撒いて足止めがやりにくくなっている。
中国語版
なんと中国語版が出ているらしい。追加シナリオもあるとか。日本の戦国時代って中国だとどれくらい認知されているんですかね。
*1:正直15ターンまでやった記憶なし。10ターン目くらいには趨勢が決まるので。
*2:ちなみに、このゲームに登場する大将は5人。謙信(6-5)、家康(5-5)、勝頼(5-4)、信長(3-5)、輝元(1-1)。輝元は特別ルールで吉川元春(4-3)や小早川隆景(3-5)がいるとそいつらの戦闘力を使えるから、見方によっては最下位。
*3:国名を付けているのは僕がわからんから
*4:本願寺勢は名前がない。代わりに除去されても補充で復活可能。
*5:高坂は武田本城と連絡線が切れ、さらにはどの味方の本城との連絡できない孤立状態。損耗判定のダイス目+1。あとプレイ時間が5時間を超え、単純に集中力が切れてる。
*6:今さらだが、リアクションフェイズに接敵して交戦マーカーを置くことで、敵の攻撃ターンでも強制的に戦闘させることが可能なのだ。
*7:記録に無い
*8:義昭ユニット、全ての小大名に加え宇喜多直家(3-3)及びその配下が上杉方になる。謙信が京に入れば自動的に発生させられる。