7/2 劇場版からかい上手の高木さん 3回目

先週も行こうかなと思っていたが、結局いけなかったので今週が3回目。劇場公開期間がいつまでかわからないが、もしかしたら劇場で見るのは最後になるかも。どうせBlu-ray化したら買うのでさみしさとかはあんまりないですね。

公開第4週だから、さすがにガラガラなんじゃないか?と思っていたが土曜日夕方という人気の時間帯だからか席はほとんど埋まっていたように思える。良作の力を実感。

 

読書百遍義自ずから見る

見終わった感想は2回目と重なる部分が多かったですね。いちばん好きなのは虫送り後のバス停のシーンであると再認識。ふたりともおずおずと手を差し出そうとするも、まだ機が熟していないので中断されてしまうんだよな。

このシーンでも「来年は高校生か……実感わかないなあ」という将来への漠然とした不安があるのいいですね。真野ちゃんの来年高校生になっても一緒に居られるか不安じゃない?みたいなセリフもあり、やっぱり中3の夏というにわかに将来のことを考えさせられる空気が伝わってくる。最初に見た時の「中3の夏」がイマイチ活かされていないみたいなのは撤回します。やっぱ何度も見ると私のような理解力が低い人間にも意味が伝わる。「読書百遍義自ずから見る」なんだなって。あと97回みなきゃ……。

 

父母

大原ゆい子さんの劇中歌が流れているあたりは、ハナとの交流を通して西片くんと高木さんが父母に見えるように描かれているというのはパンフレット等を通じて知っていたわけですが。劇中歌が終わるころの川の字になって寝ている姿、「(元)高木さん」での寝方と位置取りまで同じじゃないですか!3回目でようやく気が付くのか……。

 

腰、スカート、腹

このまえ漸く山本崇一郎先生のイラスト集を買ったんだけど、インタビューで「一番好きなのは腰ですね」という記載がある。今日見てて新発見といえばそれで、アニメチームにも確かに腰に対する執念が伝わってくる。ハナを見つけた直後のシーンで高木さんが前かがみになるところのスカートなんですけど。スカートのウェストベルトが見えるくらいでとどまるのが素晴らしいですね。確かにセーラーの夏服ってその辺くらいまで見えた記憶。そんなところでノスタルジーを感じるな。

アニメもたまに見返すんだけど(別に腰回りに着目する目的でなく)、腹チラするかしないかギリギリのラインでとどまったと思えば一瞬だけ腹チラしたりと「このシーンに魂込めてるな……。」というのが伝わってきます。いや別に表情とかもっと魂籠っている素晴らしいシーンがたくさんあるわけですが。

 

中学3年の秋と冬、そして春とお待ちしております。

中学3年で「来年」どうなるかの不安についての答えが「高木さんも幸せだよ。高木さんを幸せにする。」で導き出したので一定の決着がついたのは確か。でも進路問題とかって夏が過ぎて秋・冬と受験が近くなるにつれてどんどん動揺が大きくなる記憶。声優さんも「修学旅行があるじゃん!」みたいに続編熱望していただいているので、何卒続編をですね……!とやはり思ってしまう。西片くんも体育教師になるってことは大卒なんだよね……?となると中学はともかく高校は受験勉強はしっかりやるのだろう。